日本人3選手が所属するNECナイメヘンは現地時間5日、エールディヴィジ(オランダ1部)第8節で、ゴー・アヘッド・イーグルスと対戦し、1-1で引き分けた。クラブ専門メディア『ForzaNEC』は、この試合での佐野航大を高く評価。小川航基には、まずまずの点数を与えている。
佐野航大と小川航基の評価は?
前節のAZ戦で勝利を収め、連敗を「3」でストップさせたNEC。今節の敵地でのゴー・アヘッド・イーグルス戦では、佐野航大と小川航基が先発メンバーに名を連ね、塩貝健人はベンチスタートとなった。
序盤から互いにゴール前でのシーンを作り出す中、32分にアウェイチームが先制に成功する。左からの柔らかいクロスを小川がヘディングシュート。左隅に飛んだボールは、左ポストを掠めてから、GKに当たって、ゴールに吸い込まれた。記録上はオウンゴールとなったものの、小川の横からのボールに合わせる強さが光った、ゴールだった。
このまま逃げ切りたいNECだったが、後半アディショナルタイム4分に痛恨の失点。敵地で連勝を飾ることはできなかった。なお、塩貝には最後まで出番は訪れなかった。
同メディアは、フル出場した佐野にチーム最高タイの「7点」をつけ、「4-4-2の布陣では右のセンターバックのような位置でプレーする場面もあった。ボールを持ったときのプレーは、相変わらず見ていて心地いい。この日のデーフェンテル(ゴー・アヘッド・イーグルスの本拠地)でも、NECの中で最も出来の良い選手の一人だった」と高く評価した。
また、オウンゴールを誘発した小川には「6.5点」を付与。「結局は相手GKのオウンゴールとして記録されたものの、日本人ストライカーは再び絶妙な位置取りからヘディングでチャンスを作り出した。連係面ではまだ改善の余地があるものの、彼がピッチ上で走り続ける距離と献身ぶりは決して見過ごせない」と寸評を綴った。
