JリーグYBCルヴァンカップの準決勝第1戦、川崎フロンターレ対柏レイソルの試合が8日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われる。前回対戦は、合計8ゴールが生まれた壮絶な打ち合いの末に4-4の引き分けに終わったが、今回はどうなるのだろうか。
ルヴァンカップで再び激突
【写真:Getty Images】
前回の対戦は、9月28日に行われた明治安田J1リーグ第32節だ。川崎のホームに柏が乗り込んだ一戦では、6分にPKをFWラザル・ロマニッチが決めて、ホームチームが先制する展開となった。
直後の15分、FW垣田裕暉の得点で柏が追いつくと、39分にはDFジエゴの得点で柏が逆転に成功している。しかし、前半終了間際に絶好調のFW伊藤達哉が得意のカットインからゴールを決めて、2-2の同点とした。後半に突入しても両チームは全く譲らず、51分にMF脇坂泰斗、66分にはMF中川敦瑛がそれぞれ得点を記録している。
すると、迎えた79分、クロスに合わせたロマニッチが追加点を決めて、川崎が1点リードする展開となった。このまま試合終了かと思われた90分、DF三丸拡がスーパーゴールで勝ち点「1」をチームにもたらす。
ペナルティエリア手前でMF原川力からパスを受けた三丸は、川崎の選手たちが引いて守っている様子を見ると、ゴールからかなり距離がある位置でシュートを選択した。三丸が豪快に左足を振り抜いて放った一撃は、GK山口瑠伊が懸命に飛びつくも止めることができず、ゴール右下隅に吸い込まれている。
三丸の得点で柏が追いつき、合計8ゴールが生まれた壮絶な一戦は幕を閉じた。この熱戦からわずか10日後、ルヴァンカップ決勝進出をかけて再び川崎と柏が激突する。果たして、決勝の舞台に辿り着くのはどちらのチームなのだろうか。