ローマのアルゼンチン人FWマティアス・スーレに、イタリア代表への招集の可能性が取り沙汰されていることがわかった。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が7日に報じている。今季のセリエAでは3ゴールを記録しており、5日のフィオレンティーナ戦でも見事なゴールを決めている。

スーレにイタリア代表入りの可能性が浮上

　スーレの代理人マルティン・グアスタディセーニョは、「マティアスは代表のために本気で努力している。若手アルゼンチン人選手の中で、まだ一度も出場機会を得ていない唯一の選手だ。ローマのような重要なクラブでリーダーになりつつあり、チャンスを与えられるに値する。アルゼンチン代表には、彼と同じポジションに多くの選手がいることは承知しているが、これだけ安定したパフォーマンスを見せているのだから、招集されてもおかしくない。彼の夢はワールドカップに出場することだ」と言明。さらに「スーレはイタリア系アルゼンチン人であり、現時点ではどうなるかわからない。アルゼンチン代表の状況が動かなければ、どんな展開になってもおかしくない。イタリア代表に招集される資格もある」と続けた。

　現在22歳のスーレは、2020年にベレス・サルスフィエルドからユヴェントスに移籍。23/24シーズンにはレンタル移籍したフロジノーネで11得点3アシストを記録し、2024年夏にローマへ完全移籍した。U-23アルゼンチン代表としての招集歴はあるものの、A代表での出場経験はなく、代理人のグアスタディセーニョが今回、イタリア代表入りの可能性を示唆した。イタリア代表前監督のルチャーノ・スパッレッティから打診を受けていたとされ、当時は断ったものの、現在は真剣に検討し始めているようだ。