日本女子サッカープロサッカーの最高峰・WEリーグが開幕し、今季で5年目。現在は12チームでタイトルの行方を争っており、年々規模を拡大している。彼女たちの躍進を支えているのが、各スポンサー企業だ。今回はユニフォームスポンサーとして各クラブに資金を投じる会社を、売上高順にランキング形式で紹介する。※売上高は各企業の決算を参照。ユニフォームに複数の企業が名を連ねる場合は、最も売上が高い会社をピックアップする
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7位:ノジマ(ノジマステラ神奈川相模原)
売上:7,613億円(2024年3月期)
純利益:199億円
神奈川県横浜市に本社を置くノジマは、WEリーグ開幕以前から女子サッカーチームを運営している。
2012年に「ノジマステラ神奈川」として設立されたクラブは、地域との連携強化のため、2014年2月に現行の「ノジマステラ神奈川相模原」へチーム名を変更。翌3月には相模原市より「相模原市ホームタウンチーム」に認定されている。
ノジマの本社は横浜市にあるが、起源の「野島電気工業社」および本店は相模原市にある。地域密着・振興を理念のひとつとしていることは想像に難くない。
クラブは公式サイトを通じ、「チーム名のステラはイタリア語で星という意味で、神奈川で女子サッカーの普及・発展に貢献し、神奈川の『星(ステラ)』を目指します」と宣言している。
地域・ホームタウン活動も度々開催・参加しており、今年9月6日に座間市で行われた「かにが沢笑顔のひまわりプロジェクト」に所属選手の小野奈菜が赴いた。
同月4日には相模原市で開催された「ふれあい・いきいきサロン 茜の会」に岩崎有波、片山由菜、築地育の3名が参加しており、地元コミュニティに積極的に関わっていることが窺える。
WEリーグ発足後はなかなか良い結果を残せていないが、地域とのふれあいを重要視するスタンスは、Jリーグ屈指の強豪に成長した川崎フロンターレを想起させる。
捲土重来を重ねた先に、ノジマステラの未来も輝かしいものになるかもしれない。
