日本女子サッカープロサッカーの最高峰・WEリーグが開幕し、今季で5年目。現在は12チームでタイトルの行方を争っており、年々規模を拡大している。彼女たちの躍進を支えているのが、各スポンサー企業だ。今回はユニフォームスポンサーとして各クラブに資金を投じる会社を、売上高順にランキング形式で紹介する。※売上高は各企業の決算を参照。ユニフォームに複数の企業が名を連ねる場合は、最も売上が高い会社をピックアップする[3/5ページ]
3位:古河電気工業(ジェフユナイテッド千葉レディース)
売上:1兆2,018億円(2025年3月期)
純利益:334億円
今回のランキングでトップ3ともなれば、売上額は1兆円を優に超える。
ジェフユナイテッド千葉レディースをサポートする古河電気工業が、2025年3月期の売上1兆2,018億円で3位に入った。
光ファイバー・電線・ワイヤーハーネスなどの製造を行なう企業の財務は堅調だが、特筆すべきはほとんどの項目で増加傾向にある点だ。
売上高のほか、2025年度の経常利益や当期純利益は直近5年間において最高値を記録している。
特に純利益334億円は前年の65億円から大きく伸ばしており、株主たちを喜ばせたかもしれない。
多額の資金力を持つ企業が後ろ盾を担うクラブには当然大きなアドバンテージがあり、ジェフ千葉Lにも恩恵はあるだろう。
たとえば同クラブは、施策のひとつとしてJリーグとWEリーグのダブルヘッダーを度々開催しているが、往々にしてチケットは1枚のため大幅に入場者を増やせても収入は劇的に増えない。
それでも露出を増やすためにこのような手段を講じられるのは、少なからず資金力の高いスポンサーの存在があるだろう。
9月27日にも本拠地・フクダ電子アリーナで男子チームとのダブルヘッダーが行われ、ちふれASエルフェン埼玉戦には4,491人が詰めかけた。
今季のリーグ戦におけるジェフ千葉Lのホームゲーム平均入場者数は1,843人であり、該当試合の動員が平時を大きく上回っていたことが分かる。
チームの注目度を考えても、スポンサーの資金力は直接的あるいは間接的に無関係ではなさそうだ。
