日本女子サッカープロサッカーの最高峰・WEリーグが開幕し、今季で5年目。現在は12チームでタイトルの行方を争っており、年々規模を拡大している。彼女たちの躍進を支えているのが、各スポンサー企業だ。今回はユニフォームスポンサーとして各クラブに資金を投じる会社を、売上高順にランキング形式で紹介する。※売上高は各企業の決算を参照。ユニフォームに複数の企業が名を連ねる場合は、最も売上が高い会社をピックアップする[4/5ページ]
2位:レッドブル(RB大宮アルディージャWOMEN)
売上:1兆9,086億円 *112億2700万ユーロ(2024年)
純利益:不明
2024年8月、大宮アルディージャと大宮アルディージャVENTUSの運営法人だったエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティの全株式が大手エナジードリンクメーカー・レッドブルに譲渡されると発表された。
それに伴い、大宮アルディージャはエンブレムをはじめとするクラブプロパティを刷新し、同年11月にチーム名を「RB大宮アルディージャ」と改称した。
そして同年7月、大宮アルディージャVENTUSも「RB大宮アルディージャWOMEN」と変更され、女子チームでも新プロパティの運用が本格的にスタートしている。
代表取締役社長を務める原博実氏が男女チームの名称統一の経緯について、次のように語る。
「今回の変更により、男女両チームが同じ名称になることで、クラブとしてさらに一体感を高め、またファン・サポーターや地域の皆さまにも親しみを持ってもらいながら、レッドブルサッカーのネットワークを生かした強くて魅力あるチーム作りを進めます。
そしてこれまで以上にWEリーグ、そして日本女子サッカー界の発展に寄与できるよう取り組んでまいります」
レッドブルは最新の純利益を公式サイト上では明かしていないが、グループのネットワークの広さから堅調であると窺える。
レッドブル・ザルツブルク(オーストリア)、ニューヨーク・レッドブルズ(アメリカ)、RBライプツィヒ(ドイツ)、レッドブル・ブラガンチーノ(ブラジル)など、世界中に傘下のチームを持つ。
VENTUS時代も含め、WEリーグ発足以降の大宮WOMENの最高成績は2022/23シーズンに記録した6位。カップ戦のタイトルに届いたこともなく、ここからどのように発展してゆくか要注目だ。
