「前半は攻め急ぎすぎた部分が…」
そして23分、右サイドの裏を攻略されると、DFジエゴのクリアが、DFファンウェルメスケルケン際の目の前に転がる。ファンウェルメスケルケンはそのボールをペナルティーエリア手前で拾うと、右足で弾丸シュートを突き刺した。
さらに勢いを加速させる川崎は出足の鋭いディフェンスと柏の2シャドーとダブルボランチにタイトなディフェンスを仕掛け起点を作らせない。
ボールを奪っては鋭いカウンターを繰り出し、再三柏ゴールを脅かす展開に。31分にはFWエリソンのシュートを小島がビッグセーブし川崎の流れをなんとか断ち切った。
最後尾から試合を見守った小島は、「前半は攻め急ぎすぎた部分が少しありました。1列目からスピードアップして2、3列目のところでクサビで引っ掛かりカウンターを食らうシーンが多くピンチになっていた」と振り返った。
小島は続けて、「少しの隙、ちょっとしたプレスでの一瞬の遅れだったり、細かい部分の隙を突かれてしまった印象です。クオリティが高い相手になればなるほど細かいところは見逃してくれないと思います」と語った。
さらに「だからこそ自分たちは練習から細かい部分に目を向けてやる必要があると思います。チームとして良いサッカーが出来ている分、細かい部分にもしっかり目を向けてやっていくことで、より隙がない守備につながると思うので、ああいう2失点も防いでいけると思います」と続けた。