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J1 2か月前

「練習から細かい部分に…」小島亨介が最後尾から見守った柏レイソルの姿。「クオリティが高い相手になればなるほど…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也

「押し込めている時間が長いからこそ…」

 細かなところで勝敗は決するもので“勝負の神は細部に宿る”とは、元サッカー日本代表監督の岡田武史氏の言葉でもあるが、全体の完成度を高めるため、大きな目標を成すためには細部にこだわり抜くことが肝要なのだ。

 柏は後半開始から交代のカードを切り打開を図ると、小島もビルドアップに加わる3バックでのボール回しから、ボランチ1枚を落として4バックにすることで相手とのズレを狙う。

 残ったもう1枚のボランチのMF山田が前に出てクリエイティブなプレーを示すことで攻撃は活性化。すると62分、その山田がドリブルでボックス内に持ち込み中央へ折り返すと、こぼれ球を拾ったMF小屋松知哉が逆サイドからクロスを供給。MF小泉佳穂が頭で合わせ1点差とした。

 その後も柏は攻勢を続け、チャンスを作り続けたが、なかなかネットを揺らすことはできなかった。

「押し込めている時間が長いからこそ決定機の数を増やしていきたいですし、そこを決め切る力が今後チームとして大事になるので、そこはしっかり目を向けていきたいです」

 好機を仕留め切れないまま迎えた終盤の85分、自陣でのビルドアップを狙われMF宮城天のアシストからMF伊藤達哉に左足で流し込まれ痛恨の失点。最後は川崎に押し切られる形となり試合終了となった。

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