サッカー日本代表は10日、パナソニックスタジアム吹田で行われた国際親善試合でパラグアイ代表と対戦し、2−2で引き分けた。二度のリードを許しながらも、小川航基と上田綺世のゴールで追いつき、ホームのサポーターの前で意地を見せた。日本代表を率いる森保一監督は試合後に手応えを口にしている。
森保一監督が口にした収穫
【写真：田中伸弥】
試合後、森保一監督は「ホームだったので、勝利をパナソニックスタジアムに来てくださったサポーターの皆さん、そしてテレビの前で応援してくださった皆さんにお届けしたかった」と悔しさをにじませた。
一方で、「選手たちが2回リードされても、自分たちが追いつくんだ、試合をひっくり返すんだという気持ちで戦ってくれたところは、サポーターの皆さんに伝わったかなと思います」と、感謝を口にした。
この試合では、フォワード陣が結果を残したことも大きな収穫だった。
小川と上田の2人が得点を挙げたことについて、指揮官は「強豪相手になってくると、なかなかアタッキングサードの中でシュートを打たせてもらえない中で、我々の期待するフォワードが点を取ってくれたことはチームとして自信を深めて、積み上げていけるかなと思います」と語った。
勝利こそ逃したものの、劣勢の中でも諦めずに戦い抜いた姿勢はチームの成長を感じさせるものだった。
森保監督は、次戦に向けて勝ち切る力の向上を課題としながら、手応えと反省を胸に新たなステップへと歩を進める。
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