サッカー日本代表は10月10日にキリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)でパラグアイ代表と対戦し、2-2で引き分けた。日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長が取材に応じ、この日のゲームについて振り返っている。
宮本恒靖会長がパラグアイ代表戦を振り返る
【写真:Getty Images】
「素晴らしい相手チームだったと思いますし、先に相手に点を取られる中で追いついて、また突き放されて、また追いつくというところは良かった。ただ、目指しているところはもっと高い。良い相手とやるとすごく強化になる」
日本代表は今回、怪我で遠藤航や三笘薫ら主力が不在となった中で試合に臨んだ。守備陣も冨安健洋や伊藤洋輝、板倉滉、町田浩樹ら最終ラインをこれまで支えてきたメンバーも負傷で不参加となっている。
「本大会直前に怪我人が出るっていうことも十分あり得るし、代表チームっていうのは今そこに揃っているメンバーで最高レベルの高いことをやっていかなきゃいけないっていうチームだと思います」と主力不在の中での2失点にも森保一監督が掲げるように、FIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会を勝ち上がっていくためには、高いレベルで2.3チームを形成していかなければならないという見解を示した。
次の強化試合は中3日でブラジル代表と対戦するが、「個の強さ、アイデアとかもきょうの相手とは違うと思いますし、また違う質の相手とやれる。良い強化になる」とFIFAランキング6位、南米の強豪との対戦を心待ちにしていた。
8大会連続8回目のW杯出場を日本代表史上最速で決めた森保ジャパンだが、ブラジルを相手にどこまで力を発揮することができるのか。真価が問われる一戦となりそうだ。
(取材:加藤健一、文・構成:編集部)
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