サッカー選手の評価基準には様々あるが、その中でも「市場価値」は選手の実力やポテンシャルを示す重要な指標である。そこで今回は、10月の国際親善試合に臨むサッカー日本代表選手たち(発表当時のメンバー)の市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は10日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。[1/5ページ]
10位:田中碧(たなか・あお)
生年月日:1998年9月10日(27歳)
所属クラブ:リーズ・ユナイテッド(イングランド)
25/26リーグ戦成績:5試合0得点0アシスト
日本代表通算成績:33試合8得点1アシスト
最新市場価値:1000万ユーロ(約17億円)
サッカー日本代表の最新メンバー市場価値ランキングで10位にランクインしたのは、今季からプレミアリーグでプレーする田中碧だ。
昨夏、チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するリーズ・ユナイテッドに移籍した田中は、プレミアリーグ昇格に大きく貢献した。
また、同クラブの選手投票による年間MVPとファンが選ぶ最優秀ゴール賞をダブルで受賞するなど、1年目にも関わらずシーズン終了後にはチームの顔になっていた。
しかし、今季のリーグ戦第2節アーセナル戦にて負傷交代。復帰後はプレータイムが伸びず、9月のアメリカ合衆国遠征に臨む日本代表からも外れることになった。
すなわち、今回の日本代表メンバー選出は3月に行われたFIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選以来となった。
そんな田中の市場価値は、推定1000万ユーロ(約17億円)となっている。
昨年12月時点での金額は推定400万ユーロ(約6.8億円)だったが、クラブでの活躍が反映され、短期間で現時点の金額まで跳ね上がった。
そんな田中は、一昨日行われたパラグアイ戦で約半年ぶりに日本代表のピッチに立った。
今季から世界最高峰の舞台であるプレミアリーグで戦っている影響もあってか、球際の部分で引けを取らない活躍を見せていた。
また、初めてコンビを組む佐野海舟との守備の連係もスムーズに行い、中盤で相手選手を潰すシーンを多く演出できていた。
昨季クラブで見せたパフォーマンスに加え、強度な守備対応を発揮できれば、さらに自分の価値を証明できそうだ。
