サッカー選手の評価基準には様々あるが、その中でも「市場価値」は選手の実力やポテンシャルを示す重要な指標である。そこで今回は、10月の国際親善試合に臨むサッカー日本代表選手たち(発表当時のメンバー)の市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は10日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。[3/5ページ]
8位:鎌田大地(かまだ・だいち)
生年月日:1996年8月5日
所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)
25/26リーグ戦成績:5試合1得点0アシスト
日本代表通算成績:45試合11得点5アシスト
市場価値:1200万ユーロ(約20億円)
8位にランクインしたのは、クラブで出場時間を増やし始めている鎌田大地だ。
今季、クリスタル・パレス2年目を迎える鎌田はシーズン開幕前に行われたコミュニティ・シールドで負傷。リーグ戦第1節、同2節は欠場したものの、第3節以降は全試合スタメン出場を果たしている。
その鎌田は、9月のプレミアリーグ月間最優秀選手にノミネート。さらに同月のクラブ月間最優秀選手賞を受賞するなど、英国内で実力を高く評価されていることがわかる。
そんな鎌田は、日本代表においても欠かせない存在になりつつある。
実際、FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選では、初戦の中国戦を除いて全試合出場している。
また、9月に行われた国際親善試合では、守田英正が不在だったこともあってボランチも任された。
ビルドアップでの柔軟なポジショニングや相手ライン間でボールを受け、攻撃を展開するプレーの質は、日本人の中でも飛びぬけたものがある。彼がいるだけで、中盤のクオリティーが担保されるのは心強い。
一昨日行われたパラグアイ戦でも、途中からの登場だったが、多くボールに触れ、攻撃に違いを生み出していた。
そんな鎌田の市場価値は推定1200万ユーロ(約20億円)とされている。
年齢面を考えると、自身最高額の3000万ユーロ(約51億円)への復帰は難しいだろう。しかし、20億円では安いと思えるほど、鎌田の存在感は増している。
