サッカー日本代表は10日、パナソニックスタジアム吹田で行われた国際親善試合でパラグアイ代表と対戦し、2−2の引き分けに終わった。韓国メディア『MONEY TODAY』は11日に、パラグアイ代表に敗北したことで、9月の2連戦を含めると3試合勝利のない日本について伝えている。
自国は大敗も日本の方が深刻?
【写真:Getty Images】
9月のアメリカ遠征では、メキシコ代表とスコアレスドロー、アメリカ合衆国代表に0-2で敗北した日本。白星から遠ざかっている中で迎えたパラグアイ代表との一戦は、後半アディショナルタイムにFW上田綺世が劇的な同点弾を決めて、2-2の引き分けという結果に終わった。
同メディアは、「韓国よりも慌てた日本サッカー、アジア以外のチーム相手には“3試合連続”で勝利なし。韓国代表がブラジル代表に0-5で大敗を喫してショックを受けたが、日本は韓国の惨敗の知らせを気にする余裕がない」と前置きし、日本の敗戦について次のように伝えている。
「日本はパラグアイと2-2の引き分けに終わった。FIFAランキングでは日本が19位、パラグアイが37位だ。下位のチーム相手に冷や汗もののドローだった。上田綺世のゴールで敗戦を免れたが、FIFAランクの差を考慮すると引き分けでさえプライドが傷つく結果だ」
また、「アジアチームを相手にしたW杯最終予選では良い結果を残していたが、アジア以外のチームと対戦するとその流れが完全に途絶えている」と述べつつ、「アメリカ遠征では1分1敗の2試合連続無失点。パラグアイ戦さえもやっとの引き分けだった。韓国は9月の2連戦で1勝1分の好成績を収めた後、ブラジル相手に“予想された敗北”を喫したが日本は悪い流れが続いている」と、自国の0-5大敗はブラジルが対戦相手だったこともあり予想できていたとしつつ、一方で日本は不調に陥っていると強調した。
そして、「日本はパラグアイとの引き分けで、Aマッチ3試合連続未勝利の泥沼に陥った。これは、2018年に森保一監督が就任して以降初めてのことである。そして、大きな問題は、次の対戦相手が韓国が5失点を喫したブラジルである点だ。指揮官が就任してから最長となる4試合連続未勝利となる可能性が高い。それどころか惨敗する可能性も排除できない」と、日本の未勝利の期間が長引くだろうと指摘している。
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