サッカー日本代表は14日、キリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)でブラジル代表と対戦する。言わずと知れたサッカー王国には、いまどんな選手が揃っているのか。今回は、ブラジル代表の最新メンバーを『transfermarkt』が算出した最新市場価値ランキングの形で紹介する。※成績は11日時点のもの[4/5ページ]
2位:ロドリゴ
生年月日:2001年1月9日
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
市場価値:8000万ユーロ(約139.1億円)
25/26リーグ戦成績:6試合0得点0アシスト
ブラジル代表通算成績:34試合9得点1アシスト
最新メンバーの市場価値ランキングで2位になったのは、現代サッカーでは貴重種となった“ドリブラー”ロドリゴだ。
8000万ユーロ(約139.1億円)もの市場価値を誇る変幻自在のアタッカーは、ブラジル代表の攻撃陣における“怖さ”の根源となっている。
母国の名門・サントスで頭角を現したロドリゴに対し、強い関心を示したのはレアル・マドリードとバルセロナのスペイン2大巨頭だった。最終的にマドリーが獲得レースを制し、ロドリゴは2019年7月にエル・ブランコの一員となる。
正式に契約を締結した直後の2019年8月、ロドリゴの市場価値は4000万ユーロ(約69.6億円)。今のちょうど半分の金額だが、18歳にして70億円近い市場価値が付いていたという事実がロドリゴの規格外の才能を物語っている。
しかし、そんなロドリゴも2024/25シーズン後半は大いに苦しんだ。
メンタル面の問題に悩まされ、現地時間2025年4月26日に行われたコパ・デル・レイ決勝のバルセロナ戦で、前半終了時に交代して以降、シーズン終了までピッチから遠ざかってしまう。
そんな時、ロドリゴをサポートしたのが、当時マドリーの監督を務めていたカルロ・アンチェロッティだった。
今年5月にブラジル代表の監督に就任した指揮官は、10月シリーズに臨むメンバーに復調したロドリゴを招集。苦悩の日々を乗り越えた教え子にチャンスを与える決断を下した。
140億円近い市場価値を持つ男は、自らを信じ続けてくれた師匠の期待に応えることができるだろうか。
