サッカー日本代表は14日、キリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)でブラジル代表と対戦する。言わずと知れたサッカー王国には、いまどんな選手が揃っているのか。今回は、ブラジル代表の最新メンバーを『transfermarkt』が算出した最新市場価値ランキングの形で紹介する。※成績は11日時点のもの[5/5ページ]
1位:ヴィニシウス・ジュニオール
生年月日:2000年7月12日
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
市場価値:1億5000万ユーロ(約260.9億円)
25/26リーグ戦成績:8試合5得点4アシスト
ブラジル代表通算成績:42試合8得点7アシスト
ブラジル代表最新メンバーの中で最も高い市場価値を誇るのが、ヴィニシウス・ジュニオールだ。市場価値は2位以下を大きく引き離す1億5000万ユーロ(約260.9億円)となっている。
ヴィニシウスの凄さについては、もはや説明が尽くされているだろう。ブラジル人らしく身体にリズムが沁み込んでいるかのようなドリブルは、ちょっとやそっとのことでは止められない。
元々は左ウイングを主戦場とするタイプだったが、近年は2トップの一角でもプレー。サイドでは“違い”を生み出していたが、中央では“チームを勝たせるゴール”を奪えるようになった。
1億5000万ユーロという市場価値は、世界のフォワードの中で5番目に高い金額である。ブカヨ・サカ(4位)、キリアン・エンバペ(3位)、アーリング・ハーランド(2位)、ラミン・ヤマル(1位)ら錚々たる面子と比べても、選手としての能力値では全く見劣りしない。
ヴィニシウスに足りない面があるとすれば、度々指摘されている精神面の幼稚さか。
試合中に不必要な言動を繰り返す悪癖は25歳となった今も改善しておらず、レアル・マドリードの新指揮官となったシャビ・アロンソに途中交代を命じられた際には憤りを露わにするなど、感情を制御できない側面が目立つ。
ここ数年のブラジル代表に目を移すと、攻撃はヴィニシウスの個人能力なくして成立しないほど、ピッチ上での存在感は増している。
精神面でより成熟した時、ヴィニシウスは選手としてさらに数段高みへと到達するのかもしれない。
【関連記事】
サッカー日本代表、ブラジル戦のキックオフ時間や放送予定は?
英国人が見たパラグアイ戦「W杯なら敗退」「堂安律と南野拓実はあまり…」
一体どうして…。サッカー日本代表に呼ばれなくなった選手5人
【了】
