サッカー日本代表は14日、キリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)でブラジル代表と対戦する。言わずと知れたサッカー王国には、いまどんな選手が揃っているのか。今回は、ブラジル代表の最新メンバーを『transfermarkt』が算出した最新市場価値ランキングの形で紹介する。※成績は11日時点のもの[1/5ページ]
10位:エデル・ミリトン
生年月日:1998年1月18日
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
最新市場価値:3000万ユーロ(約52.2億円)
25/26リーグ戦成績:6試合1得点0アシスト
ブラジル代表通算成績:36試合2得点0アシスト
最新メンバーの市場価値ランキングで10位になったのは、身体能力を活かした力強いディフェンスが強みのエデル・ミリトンだ。市場価値は3000万ユーロ(約52.2億円)を記録している。
FCポルト時代に頭角を現したミリトンは、2019年7月にレアル・マドリードへ完全移籍で加入。移籍金は、ディフェンダーとしてはクラブ史上最高額となる、5000万ユーロ(現在のレートで約87億円)だった。高い期待の表れだろう。
加入当初から空中戦の強さや守備範囲の広さを存分に発揮したミリトンは、瞬く間にレギュラーの座を奪取。現在に至るまで、公式戦通算180試合に出場している(13得点6アシスト)。
2018年12月のデビュー後、ミリトンはブラジル代表でも守備の要として欠かせない存在となっている。2022年には日本代表と対戦し、三笘薫を完璧に封じたことで、その守備能力の高さを証明した。
特筆すべきなのは、公式戦36試合の出場でレッドカードを一度も受けていない点。ハードかつクリーンな守備ができ、退場や出場停止のリスクが極端に少ないのはチームにとって大きな利点となる。
セレソンの誇りを胸にFIFAワールドカップやコパ・アメリカといった大舞台を戦ってきた経験値は、27歳という年齢以上にミリトンを“大人”な選手に仕立て上げている。
かつてほど攻撃陣に豊富なタレントを擁することができなくなってきたブラジル代表を本当の意味で支えているのは、最終ラインを統率するこの男に他ならない。
