サッカー日本代表は14日、キリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)でブラジル代表と対戦する。言わずと知れたサッカー王国には、いまどんな選手が揃っているのか。今回は、ブラジル代表の最新メンバーを『transfermarkt』が算出した最新市場価値ランキングの形で紹介する。※成績は11日時点のもの[2/5ページ]
9位:ジョエリントン
生年月日:1996年8月14日
所属クラブ:ニューカッスル(イングランド)
最新市場価値:3500万ユーロ(約60.9億円)
25/26リーグ戦成績:5試合0得点0アシスト
ブラジル代表通算成績:7試合1得点0アシスト
最新メンバーの市場価値ランキングで9位にランクインしたのは、コンバートがきっかけでより高いレベルに到達したジョエリントンだ。
現在の市場価値は3500万ユーロ(約60.9億円)だが、その金額推移を見てみると“8番”のポジションに新境地を見出したタイミングと時を同じくして価値が上昇していることが分かる。
ホッフェンハイム時代にエースフォワードとして活躍したジョエリントンは、2019年7月にニューカッスルへ完全移籍で加入する。退団したサロモン・ロンドンの後釜として迎え入れた形だ。
しかし、加入後2シーズンにおいてジョエリントンがプレミアリーグで奪ったゴールはわずか「6」。“9番”としての役割を果たせず、退団濃厚かと思われた。
だが、2021/22シーズン途中に指揮官のエディ・ハウによって中盤に配置換えされると、ジョエリントンは水を得た魚のように息を吹き返す。攻守両面で圧倒的な存在感を放ち、以降もインサイドハーフで起用されるようになる。
ニューカッスル加入後に下落し続けていた市場価値は、配置換え後に上昇曲線へ転調。“9番”卒業間近の2021年12月、ジョエリントンの市場価値は1500万ユーロ(約26.1億円)に過ぎなかった。
今では3500万ユーロの値が付く選手となったジョエリントンは、ブラジル代表でも中盤でプレー。ニューカッスルで手にした自信をセレソンに還元している。
