サッカー日本代表は14日、キリンチャレンジカップ2025（国際親善試合）でブラジル代表と対戦する。言わずと知れたサッカー王国には、いまどんな選手が揃っているのか。今回は、ブラジル代表の最新メンバーを『transfermarkt』が算出した最新市場価値ランキングの形で紹介する。※成績は11日時点のもの[5/5ページ]

6位：エステバン・ウィリアン

生年月日：2007年4月24日
所属クラブ：チェルシー（イングランド）
市場価値：6000万ユーロ（約104.3億円）
25/26リーグ戦成績：6試合1得点1アシスト
ブラジル代表通算成績：8試合3得点0アシスト

　近年は「個性豊かなタレントの減少」を指摘されることも少なくないブラジル代表だが、エステバン・ウィリアンはブラジル人らしい閃きとテクニックにあふれた、まぎれもない“タレント”である。

　まだ18歳の若者に付けられた市場価値は6000万ユーロ（約104.3億円）と非常に高額であり、最新メンバーの市場価値ランキングで6位にランクインしている。

　母国ブラジルの名門・パルメイラスで“神童”と称されていたエステバンは、今年7月にチェルシーへ完全移籍で加入した。2023年12月にプロデビューしたばかりのエステバンに支払われた移籍金は4500万ユーロ（約78.3億円）にものぼっており、チェルシーからの期待値の高さがうかがえる。

　プロデビュー後間もない2024年3月の時点で1000万ユーロ（約17.4億円）もの市場価値が付いていただけでも驚きだが、エステバンはそこから1年ほどで5000万ユーロ（約87億円）も自身の価値を上げたことになる。

　すでにチェルシーでは2列目右サイドで存在感を発揮しており、ブラジル代表でもその才能をいかんなく発揮。10月10日に行われた韓国代表との国際親善試合では圧巻の2ゴールをマーク。100億円超えの価値が伊達ではないことを見せつけた。

　韓国代表戦は70分でベンチに下がりお役御免となったため、10月14日に行われる森保ジャパンとの一戦でも出場機会はあるかもしれない。

　セレソンの現在であり未来でもあるエステバンを封じるために、サムライブルーの選手たちは多くの守備的な負担を強いられるかもしれない。

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【了】