国際親善試合、韓国代表対ブラジル代表が10日に行われ、0-5で韓国が大敗した。韓国メディア『スターニュース』は12日に、ブラジルに敗北したことにより、W杯の組み合わせ抽選において重要なFIFAランキングに大きな影響が及ぶ可能性を指摘している。

FIFAランキング下落の危機？

【写真：Getty Images】

　“サッカー王国”ブラジルをホームに迎えた韓国は、終始圧倒された結果、0-5という大差で敗れてしまった。同メディアは、「韓国代表がアジア4位に転落する危機が高まっている。W杯のポット2さえ維持することが難しい危険な状態だ」と前置きし、敗戦の影響について次のように言及している。

「FIFAランキングをリアルタイムで集計するデータサイト『Football Rankings』によると、23位の韓国はブラジルに敗北したことでポイントが1,589.75となった。一方で、25位のオーストラリアがカナダに勝利したことで1,588.25とわずか1.5ポイント差になっている」

　また、「韓国は36位のパラグアイ代表と対戦する予定だ。オーストラリアは16位のアメリカとの試合に臨む。韓国がオーストラリアよりも良くない結果に終わった場合、韓国のFIFAランキングはアジア4位に落ちてしまう状況だ。アジア3位を守るには、パラグアイを撃破してオーストラリアが引き分け以下となるか、パラグアイと引き分けてオーストラリアが敗北する必要がある」と、言葉を続けている。

　さらに、「問題はアジア3位の座だけではない」と前置きし、「24位のエクアドルが16位のアメリカに引き分けてポイントを積み上げた。韓国とエクアドル、オーストラリアはポット2を巡って争っている。最悪の場合、韓国は勝利したとしてもオーストラリアやエクアドルの結果次第では、アジア4位からの転落はもちろんのことポット3に落ちる可能性もある」と、韓国の苦しい現状について伝えた。

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