サッカー日本代表は14日、キリンチャレンジカップ2025でブラジル代表と対戦する。世界トップクラスのチームとのテストマッチを控えた中で、日本代表MF田中碧(イングランド・リーズ・ユナイテッドFC)がブラジル戦に向けた意気込みを語った。
田中碧が指摘したブラジル戦のポイント
【写真:田中伸弥】
10日に行われたパラグアイ代表との試合では、先発出場し78分までプレーした田中。ブラジルの印象について、「今も昔もそこまで変わらない。どのポジションも、素晴らしいクラブでやっている選手がいる」と前置きし、次のように語っている。
「(ブラジルは)強いし、個人の能力も高い。シンプルにサイドバックからウイングが縦並びでボールを受けても、奪われずにカットインしたり。本当に、個人の能力が高い。中盤も含めて、そこのバトルで負けない。今回の試合で言えば、守備の局面、玉際というか、その局面を作る作業が多分大事になってくる」
また、「5-4-1でブロックを組んで、引いて、カウンターというのもありかなと思う」と指摘した田中は、「アジア予選の時と戦い方は変わってくる。引き込んでカウンターというのを、1つの策としてこれから持っておくというのはありなのかなと思う。ミドルブロックで構えるのもありだろうし。ボールを持つ時間も増やさないといけない。いろいろな選択ができる中で、どの選択をしていくのかというのはチームとして非常に大事なこと」と、チームが様々な選択肢を持つ重要性を強調した。
そして、「コンパクトにしてスペースを与えないと言うのは、大前提として必要なこと。もちろん、1対1で負けないと言うのはあるかもしれないが、全部が全部勝てるわけではない。だからこそ、コンパクトにして2対1を作るなど、細かいところが重要になってくる」と、ブラジル戦に向けた自身の考えを明かしている。
(取材:加藤健一、文・構成:編集部)
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