ブラジル代表を指揮するカルロ・アンチェロッティ監督は13日、キリンチャレンジカップ2025 日本代表戦の前日会見に登壇した。アンチェロッティ監督は、来夏に迫ったFIFAワールドカップ（W杯）26までのメンバーの絞り込みや代表から遠ざかっているFWネイマール（サントス）についても言及した。
カルロ・アンチェロッティ監督が前日会見に登壇
【写真：Getty Images】
10日の韓国代表戦では、敵地で5-0と大勝したブラジル。国内では、“美しいサッカー”が戻ってきたと盛り上がっている中、指揮官は「ブラジル人選手の個々のクオリティが、美しいサッカーになる。ただそれだけではない。組織的な動きや決めごと、オフザボールでも素晴らしいプレーができるのも、美しいサッカーの一部だと理解する必要がある」と説いた。
W杯までのメンバーの絞り込みについては「11月も明日の試合も選手を試す実験の場となる。3月を終えてから、最終的なリストを固めたい」と自身の考えを明かした。
また、1月末から古巣のサントスでプレーしているネイマールに関して質問が及ぶと「コンディションさえ良ければ、問題なく代表に入ることができる。世界のどこでもポジションを得ることができる選手だ」と代表から遠ざかっているスター選手についてコメントした。
“王国”を2002年日韓大会以来のW杯制覇に導くために、5月末に指揮官の座に就いたアンチェロッティ監督。過去のW杯優勝国が自国出身の指揮官だったことについて質問が及ぶと、次のように語った。
「私が目指すのはブラジルを最善の形に持っていって、最高のパフォーマンスで優勝すること。自国以外の監督で優勝はないが、物事にはすべて初めてのことがある」
（取材：加藤健一、文・構成：編集部）
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