サッカーという競技の特性上、選手の能力を数値化するのは極めて困難なことだ。それを承知の上で、スタッツなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。ここでは初招集や復帰組が多かった10月シリーズのサッカー日本代表最新メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。※5項目の平均値で順位づけ。平均値が並んだ場合は5項目の中でより高い数値を残している方を上とする。成績、市場価値は10月13日現在。『transfermarkt』を参照[5/5ページ]
1位:伊東純也(ヘンク/ベルギー)

【写真:Getty Images】
生年月日:1993年3月9日
市場価値:500万ユーロ(約8.5億円)
25/26リーグ戦成績:7試合2得点0アシスト
日本代表通算成績:65試合14得点25アシスト
伊東純也は今夏にスタッド・ランスの2部降格を受けて、古巣ヘンクへの復帰を決断した。
上田綺世の同点ゴールをアシストしたパラグアイ代表戦でも個人のクオリティで局面を打開する場面が多く、今回の日本代表の中で2番目の数値とした「スピード」と「パワー」を活かした強引な縦突破は彼の真骨頂だ。
セットプレーのキッカーも任されるクロスの質の高さも魅力で、右利きの右WG(WB)の特徴を活かしたプレースタイルで多くのチャンスを演出している。
スタッド・ランスが2部へと降格した昨シーズンもリーグ・アンでは最多となる83本のキーパスを記録した。
日本代表通算25アシストは、今回の代表メンバーの中では群を抜いてトップの記録だ。
守備での貢献度も高い選手であり、日本代表の[3-4-2-1]のWBにも適応。
最終ラインに吸収された状況でも安定したクロス対応でピンチを防いでいる。
FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選では、主に堂安律が右WBで先発起用されていたことから途中出場が主だった。
多くのチャンスを演出した直近のパラグアイ代表戦のハイパフォーマンスを踏まえると、再びスタメンの座を掴んでも不思議ではない。
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