サッカー日本代表は14日、キリンチャレンジカップ2025でブラジル代表と対戦し、3-2で勝利した。2点ビハインドから鮮やかに逆転し、ブラジル相手に歴史的初勝利を挙げた。森保一監督は、試合後の会見で日本代表が持つ“逆転する力”について語った。
森保一監督が逆転できる要因について語る
これまで一度も勝ったことがない相手に、前半だけで2点のリードを許した日本代表だったが、52分に相手のミスから南野拓実がゴールを奪うと、62分には中村敬斗が同点弾をマーク。そして迎えた71分、伊東純也の左からのCKを上田綺世が頭で叩き込み、逆転に成功した。まるでFIFAワールドカップカタール2022のドイツとスペイン戦(共に2-1の逆転勝利)のような、鮮やかな“逆転劇”だった。
指揮官は、「逆転できることについては、選手たちに力があることが大きいと思います」と自身の考えを述べたうえで、「選手たちが劣勢の中、キレないというか、戦い続けるというメンタリティを持っている。自分たちで崩れることもなく、相手に隙をあたえることもなく、逆転できるメンタリティが大きい」と強調した。
そのメンタリティを表しているのが、ハーフタイム中の選手達のやりとりだという。
「この試合勝つために、どうやって勝っていくか、自分たちで声をかけあってくれた。その部分が大きいと思います」
さらに、森保監督は「コーチ陣が選手に与えてくれる戦術的な部分と個々の役割が、思い切ってプレーすることを後押ししてくれている」とも付け加え、日本代表が持つ“逆転する力”の原動力について言及した。
(取材:竹中愛美、文・構成:編集部)
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