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「日韓サッカーの温度差は鮮明」ブラジルに逆転勝利のサッカー日本代表、韓国紙は0-5で敗れた自国と比較し愕然「冷酷な現実」

text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表は14日、東京スタジアム(味の素スタジアム)で行われた国際親善試合でブラジル代表と対戦し、3-2で歴史的な逆転勝利を収めた。韓国メディア『ファイナンシャルニュース』は同日に、韓国代表が0-5で大敗したブラジル代表に日本が勝利したことを、驚きとともに報じている。

日韓の現状を比較

サッカー日本代表

【写真:Getty Images】

 名将カルロ・アンチェロッティ監督が率いるブラジル代表をホームに迎えた日本は、前半に2失点を喫してしまう。しかし、52分にMF南野拓実が反撃の狼煙となるゴールを決めると、直後にはFW中村敬斗が同点弾を記録した。さらに、71分、コーナーキックからFW上田綺世が値千金の逆転ゴールを叩き込み、日本が3-2でブラジルを撃破した。

 同メディアは、「0-5で崩れた韓国、3-2で逆転した日本…。ブラジルが明らかにした冷酷な現実」と前置きし、ブラジルを相手に大敗した韓国と、逆転勝利を飾った日本を比較しつつ次のように述べている。

「日本が逆転勝利を成し遂げた。ホン・ミョンボ監督率いる韓国を0-5で破ったブラジルを相手に、史上初の勝利を収めたのだ。それも2点を先制されながら逆転した、完璧な勝利だった。わずか4日前に、韓国は同じブラジル相手に完敗を喫している。指揮官の3バックの実験は惨めに崩れ去り、守備と中盤は崩壊していた。そのブラジルに対して日本が勝利したという事実は、韓国の現実を冷たく映し出している」

 一方で、「もちろん言い訳はある。ブラジルは韓国戦と比較すると、8人の選手を入れ替えた。アンチェロッティ監督率いるチームは完全なるベストイレブンとは言えなかった」と指摘しつつも、「今や日本は単なる“アジアの強豪”ではない。ブラジルに勝利したことは、世界の舞台で競争できるレベルに達したことを象徴している。韓国がブラジル戦で感じた差を、日本は乗り越えたのだ」と、勝利した日本を称賛している。

 そして、「ブラジルがベストメンバーではなかったという事実は、韓国ファンにとって慰めになるかもしれない。しかし、それすらも日本は“意味ある勝利”へと変えたのだ。この瞬間、日韓のサッカーの温度差はかつてないほど鮮明である」と、日韓の現状を比較した。

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【了】

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