サッカー日本代表は14日、東京スタジアム(味の素スタジアム)で行われた国際親善試合でブラジル代表と対戦し、3-2で逆転勝利を収めた。韓国メディア『スポーツ韓国』は同日に、10月の2連戦を終えた日本代表と韓国代表の戦績を比較している。
日韓を比較
【写真:Getty Images】
10月のホーム2連戦では、パラグアイ代表と2-2の引き分け、そしてブラジル代表に3-2で勝利した日本。一方で、韓国代表は初戦のブラジルとの試合は0-5と大敗を喫した。続くパラグアイ戦は2-0で制し、惨敗から立ち直ることができている。
同メディアは、「奇妙な日韓の対戦相手交換対決」と題して、日本と韓国を次のように比較した。
「韓国が0-5で敗北したブラジルに3-2で勝利した日本。しかし、9月、10月と対戦相手を交換して4試合を行った日本と韓国は、大きな格差が生じているというには奇妙な結果だった。たった4日前の試合では、韓国はブラジルに0–5で惨敗した。一方で、日本はブラジルに勝利しており、韓国と日本の格差を語る上では良い資料になるかもしれない」
また、「もちろん、日本は韓国よりもFIFAランキングで上位であり、E-1選手権での直接対決でも韓国は敗北していることから、日本の方が上だと見ることができる。年代別の代表でも敗北が続いていることから、明らかに日韓のサッカー格差が生じているというのは正論だ」と述べつつ、「とはいえ、A代表の結果を見ると明確な差があるとは言い難い」と、言葉を続けている。
そして、「ブラジル戦だけを見ればそうだろう。しかし、9月と10月の結果も見る必要がある。日本と韓国は同じ相手と対戦した。韓国は2勝1分1敗、一方で日本は1勝2分1敗だ。起用されている選手や試合をした場所などは異なり、試合内容まで分析しなければ明確な違いは把握できない。しかし、明らかなのは4試合で同じ相手と対戦したにもかかわらず、奇妙とも言えるほど結果が異なっていたことだ」と、ブラジル戦だけではなく、同じ国と対戦した9月と10月の結果全てを見なければ、日韓の優劣を図ることができないと強調した。
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