サッカー日本代表は14日、キリンチャレンジカップ2025でブラジル代表と対戦し、3-2の逆転勝利を収めた。この試合では、途中出場の伊東純也が2アシストをマークし、大逆転勝利の立役者となった。そんな32歳のアタッカーは、ゴールに直結した場面以外でも、圧巻のドリブル突破を披露。何度見ても凄いプレーだった。
伊東純也の圧巻ドリブル
これまで一度も勝ったことがない相手に、前半だけで2点のリードを許した日本代表だったが、52分に相手のミスから南野拓実がゴールを奪うと、森保一監督は54分に伊東を投入する。
背番号「14」がピッチに入ると、日本の反撃ムードが一気に加速。すると62分、伊東の高精度クロスを逆サイドから走り込んでいた中村敬斗が右足ボレーで叩き込んで同点に。 さらに、71分には左からのCKのキッカーを務めた伊東が、上田綺世の逆転弾となるゴールを演出し、鮮やかな逆転劇の主役となった。
見事なアシストの部分に注目がいきがちだが、86分に魅せたドリブル突破も異次元だった。左サイド高い位置でボールを持った伊東は、エステヴァンとパウロ・エンヒキに囲まれてしまったものの、フェイントを交えたドリブルで一気に2人を置き去りに。その勢いのままにカゼミーロも抜き去り、望月ヘンリー海輝のフィニッシュに繋げた。個の力が光った見事なシーンだった。
試合後は右足の検査に向かったため、怪我の具合が心配される伊東だが、森保ジャパンの中で、重要な選手であることを改めて証明した。
