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フォーカス 2か月前

最強の1年はいつだった!? サッカー日本代表、年別勝率ランキング1~5位。勝ちまくっていたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 史上最強との呼び声が高いサッカー日本代表は、2026 FIFAワールドカップ(W杯)で優勝を目標に掲げ、14日の国際親善試合でブラジル代表に初勝利を収めた。では、これまでで最も結果を残したのはいつの代表だったのか。今回は年間の勝率をランキング化して紹介する。※戦績は『Transfermarkt』を参照。[2/5ページ]

4位:2004年

2004年のサッカー日本代表
【写真:Getty Images】

勝率:77.27%
成績:17勝2分け3敗
監督:ジーコ

 2004年のサッカー日本代表は、年間22試合で17勝2分け3敗という好成績を残した。1年間で17勝は、日本代表最多記録である。

 ジーコ監督の就任3年目。中田英寿、中村俊輔、稲本潤一、小野伸二ら多彩なタレントを擁し、アジアでの地位を確立しつつ、世界を見据える段階に入っていた。

 この年は、2006 FIFAワールドカップ(W杯)アジア予選もあったがハイライトは、7月に中国で開幕したAFCアジアカップ2004だった。

 中国で開催されたこの大会は、日本にとって完全にアウェイの環境で、どの試合でもブーイングが巻き起こった。

 それでもグループステージを2勝1分けで突破すると、準々決勝・ヨルダン代表戦をPK戦の末に制し、準決勝・バーレーン代表戦は延長戦で勝利した。

 中国との決勝戦は異様なアウェイムードの中で行われたが、精神的に成熟したチームは3−1で快勝。逆境を乗り越え、2大会連続のアジア王者に輝いた。

 この年は黒星が3つあるが、対戦相手の質を見ると、仕方がないところもあった。

 この年の3敗は、2月のハンガリー代表戦、8月のアルゼンチン代表戦、12月のドイツ代表戦。特に後者2戦は世界的強豪が相手であり、やむを得なかったとも言える。6月にはイングランド代表と1−1で引き分けるなど、世界への挑戦も続いた。

 なお、国際親善試合を除くと12試合で11勝(PK戦勝利を含む)1分けと、アジアで圧倒的な強さを見せた一年だった。

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