史上最強との呼び声が高いサッカー日本代表は、2026 FIFAワールドカップ(W杯)で優勝を目標に掲げ、14日の国際親善試合でブラジル代表に初勝利を収めた。では、これまでで最も結果を残したのはいつの代表だったのか。今回は年間の勝率をランキング化して紹介する。※戦績は『Transfermarkt』を参照。[3/5ページ]
3位:2023年
勝率:80.0%
成績:8勝1分け1敗
監督:森保一
2023年のサッカー日本代表は、10試合で8勝1分け1敗の戦績で、勝率は80%だった。
2022 FIFAワールドカップカタール(W杯)の翌年、日本代表は森保一監督の続投を決定。第2次森保政権の初年度にあたる2023年は、3月に始動し、ウルグアイ代表、コロンビア代表といった南米の強豪を相手に1分1敗と、不安の残る船出となった。
しかし、その後の日本代表は勢いを増し、期待はかつてないほど高まっていった。
6月の国際親善試合では、エルサルバドル代表に6−0、ペルー代表に4−1と圧勝。9月にはドイツ代表に4−1で完勝し、続くトルコ代表戦にも4−2で勝利した。
特にドイツは前年のカタールW杯でも日本が破った相手であり、再び世界を驚かせるとともに、日本代表は確かな自信を手にした。
10月のカナダ代表戦、チュニジア代表戦でも勝利を重ねると、11月に開幕したFIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップ・サウジアラビア2027予選では、ミャンマー代表とシリア代表に危なげなく大勝。8連勝で2023年を締めくくった。
個々の選手の台頭も著しかった。カタールW杯では1試合の出場にとどまった上田綺世は、エルサルバドル代表戦で国際Aマッチ初ゴールを挙げると、ドイツ戦でも得点。さらにW杯アジア予選2試合で計5ゴールを決め、エースの座を確立した。
また、この年に代表デビューを果たした中村敬斗も、トルコ代表との試合で2ゴールを記録するなど抜群の決定力を示し、A代表に定着。日本サッカーの新たな武器として存在感を放った。
