史上最強との呼び声が高いサッカー日本代表は、2026 FIFAワールドカップ(W杯)で優勝を目標に掲げ、14日の国際親善試合でブラジル代表に初勝利を収めた。では、これまでで最も結果を残したのはいつの代表だったのか。今回は年間の勝率をランキング化して紹介する。※戦績は『Transfermarkt』を参照。[2/5ページ]
9位:2019年
勝率:64.71%
成績:15勝3分け5敗
監督:森保一
2019年のサッカー日本代表は、23試合を戦って15勝3分け5敗の成績だった。
AFC アジアカップ UAE 2019、2022 FIFAワールドカップ(W杯)アジア2次予選に加えて、コパ・アメリカ参加とEAFF E-1サッカー選手権もあったため、多くの試合が行われた一年だった。
日本代表は、2018年W杯のあと、森保一監督が指揮官に就任。新体制初の公式大会は、年始に開幕したアジアカップだった。日本は決勝でカタールに敗れたものの、それまで全勝で勝ち上がり、準優勝という結果を残す。
一方、6月のコパ・アメリカでは厳しい現実に直面する。チリ代表との初戦に0−4で大敗すると、ウルグアイ代表戦とエクアドル代表戦を引き分けで終え、グループステージ敗退となった。
それでも9月からのW杯アジア2次予選では、南野拓実の活躍もあって危なげなく連勝を重ね、順調なスタートを切った。
12月のEAFF E-1サッカー選手権は、国内組中心の編成となり、代表定着に至っていない選手たちがアピールしたが、最終戦で韓国代表に0-1で惜敗し、3大会ぶりの優勝はならなかった。
森保監督のチームづくりでは、6月に久保建英がA代表デビューを果たしたことが注目を集めた。18歳5日のA代表デビューで、その後徐々に中心選手となっていく。
一方で、FWでは大迫勇也への依存度が高いという指摘が相次いだ時期で、課題も浮き彫りになった。
期待と不安が交錯しながらも、森保ジャパンは新たなステージへ歩みを進めた一年だった。
