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最強の1年はいつだった!? サッカー日本代表、年別勝率ランキング6~10位。勝ちまくっていたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 史上最強との呼び声が高いサッカー日本代表は、2026 FIFAワールドカップ(W杯)で優勝を目標に掲げ、14日の国際親善試合でブラジル代表に初勝利を収めた。では、これまでで最も結果を残したのはいつの代表だったのか。今回は年間の勝率をランキング化して紹介する。※戦績は『Transfermarkt』を参照。[3/5ページ]

8位:2012年

2012年のサッカー日本代表
【写真:Getty Images】

勝率:66.67%
成績:8勝2分け2敗
監督:アルベルト・ザッケローニ

 2012年のサッカー日本代表は、アルベルト・ザッケローニ監督体制で12試合を戦い、8勝2分け2敗の好成績を収めた。

 この年の中心的な活動は、6月に始まった2014 FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選だが、その合間に強豪国との国際親善試合を重ね、チームの成熟を図る時期でもあった。

 2011年11月の北朝鮮代表戦でザッケローニ体制初黒星を喫した日本代表は、翌年2月にアイスランド代表と国際親善試合で戦い、3−1で快勝。白星スタートとなった。

 しかし3月のW杯アジア3次予選ではウズベキスタン代表に敗戦。すでに両チームとも最終予選進出を決めていたため、結果自体は大勢に影響しなかったが、多くの主力を欠いた相手に内容面で苦戦し、課題が残った。

 5月23日の国際親善試合アゼルバイジャン代表戦の前から強化合宿を行い、6月のアジア最終予選3連戦に備えた。

 その成果はすぐに表れ、オマーン代表に3-0、ヨルダン代表に6-0と連勝。続くオーストラリア代表戦は引き分けたものの、9月にはイラク代表を1-0で下し、W杯出場権獲得に向けて絶好のスタートを切った。

 さらに注目を集めたのが、10月の欧州遠征だ。

 フランス代表戦では、試合終盤に長友佑都のクロスから香川真司が決勝ゴール。敵地パリで1-0の歴史的勝利を挙げた。日本代表がフランスを破るのは初めての快挙だった。

 一方、3日後のブラジル代表戦は0-4の完敗。フランス戦で得た自信と、ブラジル戦で突きつけられた現実――そのコントラストが印象的な遠征となった。

 この年の黒星はウズベキスタン戦とブラジル戦の2試合のみ。課題、収穫、そして世界との差を学んだ、日本代表にとって成長の一年となった。

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