史上最強との呼び声が高いサッカー日本代表は、2026 FIFAワールドカップ(W杯)で優勝を目標に掲げ、14日の国際親善試合でブラジル代表に初勝利を収めた。では、これまでで最も結果を残したのはいつの代表だったのか。今回は年間の勝率をランキング化して紹介する。※戦績は『Transfermarkt』を参照。[4/5ページ]
7位:2011年
勝率:66.67%
成績:10勝4分け1敗
監督:アルベルト・ザッケローニ
2011年のサッカー日本代表は、15試合を戦って10勝4分1敗の戦績を残した。
アルベルト・ザッケローニ監督率いるチームは、1月にAFCアジアカップ2011に参戦。グループステージ初戦のヨルダン代表戦こそ引き分けたものの、その後は準決勝の韓国代表戦(PK勝ち)や決勝のオーストラリア代表戦(延長勝ち)など接戦を次々と制し、2大会ぶりにアジア王者に返り咲いた。
3月の親善試合は東日本大震災の影響で中止となり、夏のコパ・アメリカ2011参加も辞退。6月に再始動した日本代表は、ペルー代表、チェコ代表と対戦し、いずれもスコアレスドローと控えめな再出発となった。
しかし、8月の韓国戦では香川真司が2得点、本田圭佑もゴールを決め、3-0で快勝。A代表の日韓戦勝利は2005年以来、3点差以上の勝利は1974年以来という記録的な内容で、大きな弾みとなった。
9月から始まった2014年W杯アジア3次予選では、北朝鮮代表戦で吉田麻也が終了間際に決勝点を挙げて勝利。続くウズベキスタン代表戦は1-1で引き分けたが、その後順調に勝ち点を積み重ねた。
延長戦やPK戦での勝利を勝ち点3として換算した場合、2011年の1試合平均獲得勝ち点は2.27と歴代5位の好成績だ。
11月、敵地・平壌での北朝鮮戦に敗れてザッケローニ体制初黒星を喫したものの、震災を乗り越えて戦う日本代表の姿は、多くの人々に希望と再出発の象徴として映った一年だった。
