史上最強との呼び声が高いサッカー日本代表は、2026 FIFAワールドカップ(W杯)で優勝を目標に掲げ、14日の国際親善試合でブラジル代表に初勝利を収めた。では、これまでで最も結果を残したのはいつの代表だったのか。今回は年間の勝率をランキング化して紹介する。※戦績は『Transfermarkt』を参照。[5/5ページ]
6位:2016年
勝率:70.0%
成績:7勝1分け2敗
監督:ヴァイッド・ハリルホジッチ
2016年のサッカー日本代表は、10試合で7勝1分け2敗の成績を残し、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制下で最高の勝率を記録した。
ハリルホジッチ監督2年目のこの年は、2018 FIFAワールドカップ(W杯)アジア2次予選と3次予選が主な舞台となった。
3月は2次予選でアフガニスタン代表、シリア代表と対戦。いずれも5−0の大勝で、3次予選に危なげなく進んだ。
しかし3次予選の初戦、UAE代表戦では長友佑都ら主力がコンディションの影響で招集できなかったことや不運なジャッジも影響し、1-2で敗れる波乱のスタートとなった。埼玉スタジアム2002において、日本が公式戦に敗れるのは19試合目にして初めてのことだった。
それでも、続くタイ代表戦とイラク代表戦に連勝して立て直しに成功した。
その後、オーストラリア代表と引き分けたが、11月にはサウジアラビア代表に2−1で勝ち、2016年を勝利で締めくくった。
オーストラリアとサウジアラビアは、最終的に3次予選で日本と勝ち点1差で、この2試合を落とさなかったことの意義は極めて大きかった。
この年はW杯予選に加え、国際親善試合も3試合行われた。
対戦相手はブルガリア代表、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表、オマーン代表で、結果は2勝1敗。世界的な強豪との対戦機会が限られたことは、勝率を押し上げた一因とも言えるだろう。
【関連記事】
英国人が見た日本代表対ブラジル「なんってこと!」「韓国の審判には…」「鎌田大地は本当に…」
サッカー日本代表、ブラジル代表戦パフォーマンス査定
そのとき、流れが変わった。サッカー日本代表、ブラジル戦大逆転勝利の舞台裏。「どうやったら負けないじゃなく、こうやったら勝てる」【コラム】
【了】
