国際親善試合、サッカー日本代表対ブラジル代表の試合が14日に東京スタジアム(味の素スタジアム)で行われ、ブラジルが2-3の逆転負けを喫した。ブラジルメディア『BOLAVIP』は現地時間15日に、2点リードしながらも逆転を許したブラジル代表チームに対して厳しい評価を下している。
現地メディアは代表チームに厳しい目線
【写真:Getty Images】
FWルイス・エンヒキ、そしてFWガブリエル・マルティネッリのゴールで、前半だけで2点のリードを奪うことに成功したブラジル。しかし、後半に日本に3ゴールを決められてしまい、まさかの2-3で逆転負けを喫した。
同メディアは、「東京で忘れられない夜を過ごした。史上まれに見る敗戦を喫したのだ。代表チームが2点をリードした後に敗れたのは、1940年以来初めてのことだ。約85年前に行われた親善試合で、ウルグアイ代表に3-1で勝利していたものの、最終的に3-4で敗れている」と、歴史に残る敗北だったと強調している。
また、ブラジル紙『Jornal Grande Bahia』は、「日本に前例のない敗北を喫した。カルロ・アンジェロッティ監督も高く評価していたブラジルの守備陣は、ここ5試合で初めて複数失点を記録。弱点を露呈している」と、逆転を許した守備陣の不甲斐ないパフォーマンスに厳しい目を向けた。
一方で、ブラジルメディア『gazeta esportiva』は、「日本戦での敗北は、ブラジルのW杯前の不振を浮き彫りにした。アンジェロッティ監督の就任以来、改善は見られるものの依然としてピッチ上で多くの問題を抱えている。指揮官は試合の特定の側面について、じっくり取り組む時間さえ十分に取れていない」と述べつつも、「南米予選では、現在の形式で行われるようになって以来最悪の成績だった。指揮官には、この1年間で直面してきた問題に対処する時間はほとんど残されていない」と、本大会まで時間がないにも関わらず、予選から問題が解決されていないままだと指摘している。
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