近年、日本人選手を注視しているのが、イングランド2部相当に該当するEFLチャンピオンシップのクラブたちだ。労働ビザ取得が緩和されたことを受けて、獲得のハードルが下がり、現在は10人の日本人選手がプレーしている。今回は、チャンピオンシップでプレーする日本人選手の最新年俸をランキング形式で順位ごとに紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは10月16日時点。[2/5ページ]
9位:坂元達裕(さかもと・たつひろ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年10月22日(28歳)
推定年俸:45.2万ユーロ(約7684万円)
所属クラブ:コヴェントリー・シティ
25/26リーグ戦成績:7試合1得点0アシスト
9位には、コヴェントリー・シティに所属する坂元達裕がランクインした。推定年俸は45.2万ユーロ(約7684万円)とされている。
2023年夏にオーステンデ(ベルギー)からコヴェントリーに移籍した坂元は、1年目からレギュラーに定着した。
2023/24シーズンの後半戦は骨盤骨折の大怪我で長期離脱を余儀なくされたが、それ以外の期間は主に右WGのレギュラーとして起用されている。
今季も7試合で1得点0アシストと、多くのゴールに絡むわけではない。ただ、それでもフランク・ランパード監督から絶対的な信頼を得ているのは、数字以上の貢献度があるからだ。
コヴェントリーにはミラン・ファン・エヴァイクとケイン・ケスラー=ヘイデンという2人の攻撃的な右SBが所属しており、彼らを活かすために右サイドでタメを作るプレーで貢献している。
前者は9試合終了時点で主にクロスから5アシストを記録しており、坂元のサポートがあるからこそ、この結果を残せていると言って良いだろう。
非保持でも日本人特有の献身性を活かした守備でチームを助けており、豊富なスタミナでサイドをカバーしている。
坂元がレギュラーを務めるコヴェントリーは第9節終了時点で5勝4分0敗と無敗を維持しており、27得点7失点とリーグの首位に立っている
プレミアリーグからの降格組が苦戦している現状では、1部昇格も夢ではないだろう。