近年、日本人選手を注視しているのが、イングランド2部相当に該当するEFLチャンピオンシップのクラブたちだ。労働ビザ取得が緩和されたことを受けて、獲得のハードルが下がり、現在は10人の日本人選手がプレーしている。今回は、チャンピオンシップでプレーする日本人選手の最新年俸をランキング形式で順位ごとに紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは10月16日時点。[3/5ページ]
8位:瀬古樹(せこ・たつき)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年12月22日(27歳)
推定年俸:75.3万ユーロ(約1.3億円)
所属クラブ:ストーク・シティ
25/26リーグ戦成績:9試合0得点1アシスト
8位には、ストーク・シティに所属する瀬古樹がランクインした。推定年俸は75.3万ユーロ(約1.3億円)とされている。
2024年夏に川崎フロンターレからストークに移籍した瀬古は、チームが下位に沈む中で1シーズンに3度の監督交代を経験した。
2024年11月にはチームの月間最優秀選手に選ばれるなど順調な1シーズン目を過ごしていたが、3度目の監督交代がキッカケで一時的に大きく序列を落とす。
現監督のマーク・ロビンズの下では2025年1月の就任直後こそスタメンで起用されたが、シーズンのラスト12試合では11試合でベンチを温める日々が続いた。
それでも2025/26シーズンは開幕からアピールを続け、第9節終了時点では全試合に出場。直近の3試合はフル出場とベンチ要員から不動のスタメンに大きく序列を上げた。
チャンピオンシップ2季目でリーグ独特なスピード感やフィジカルに慣れたことが、定位置を確保するに至った大きな要因だろう。
ダブルボランチの一角で、J1リーグ時代から違いを作っていた長短の精度の高いパスでゲームを作る役割を担っており、第9節終了時点で5位と高順位につけるチームの核になれる可能性を秘めている。