近年、日本人選手を注視しているのが、イングランド2部相当に該当するEFLチャンピオンシップのクラブたちだ。労働ビザ取得が緩和されたことを受けて、獲得のハードルが下がり、現在は10人の日本人選手がプレーしている。今回は、チャンピオンシップでプレーする日本人選手の最新年俸をランキング形式で順位ごとに紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは10月16日時点。[5/5ページ]
6位:岩田智輝(いわた・ともき)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年4月7日(28歳)
推定年俸:75.3万ユーロ(約1.3億円)
所属クラブ:バーミンガム・シティ
25/26リーグ戦成績:9試合得点0アシスト
6位には、バーミンガム・シティに所属する岩田智輝がランクインした。推定年俸は75.3万ユーロ(1.3億円)とされている。
横浜F・マリノスに所属していた2022シーズンにJ1リーグの年間最優秀選手に輝いた岩田は、2023年冬に恩師アンジェ・ポステコグルーが率いるセルティック(スコットランド)に移籍した。
しかし、1シーズン半で1914分の出場と絶対的な主力に定着することができず、2024年冬に当時リーグ1(イングランド3部相当)に所属していたバーミンガムに活躍の場を求めた。
それまではCBやSB、ボランチなど守備的なポジションであれば、どこでも起用できるオールラウンダーなプレースタイルが評価されていたが、バーミンガムでは一貫してボランチでの出場を続けている。
このポジションの固定が功を奏し、1年目から中盤の核へと定着。2024/25シーズンのFAカップ4回戦ニューカッスル戦で決めた豪快なミドルシュートを筆頭に、ボックス外から積極的にゴールを狙う姿勢も評価されている。
2024/25シーズンに勝ち点111を積み上げてリーグ優勝を経験し、2025/26シーズンからは戦いの場をチャンピオンシップへと上げた。
チームは第9節終了時点で16位と3部時代との比較では苦しんでいるが、岩田はスタメンの座を守り続けており、ここまでリーグ戦全試合で先発出場を続けている。
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