近年、日本人選手を注視しているのが、イングランド2部相当に該当するEFLチャンピオンシップのクラブたちだ。労働ビザ取得が緩和されたことを受けて、獲得のハードルが下がり、現在は10人の日本人選手がプレーしている。今回は、チャンピオンシップでプレーする日本人選手の最新年俸をランキング形式で順位ごとに紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは10月16日時点。[3/5ページ]
3位:藤本寛也(ふじもと・かんや)

【写真:Getty Images】
生年月日:1999年7月1日(26歳)
推定年俸:100.5万ユーロ(約1.7億円)
所属クラブ:バーミンガム・シティ
25/26リーグ戦成績:1試合0得点0アシスト
3位には、バーミンガム・シティに所属する藤本寛也がランクインした。推定年俸は100.5万ユーロ(約1.7億円)とされている。
2020年夏にジル・ヴィセンテ(ポルトガル)に移籍した藤本は、リーガ・ポルトガルBetclic(ポルトガル1部リーグ)通算156試合で12得点20アシストを記録。同リーグでプレーした日本人で最も多い出場記録を保持している。
2025年夏に契約満了に伴いジル・ヴィセンテを退団し、フリートランスファーでバーミンガムに活躍の場を求めた。
しかし、第9節終了時点でわずか1試合の途中出場のみと、定位置の確保には至っていない。
怪我を負った状態でチームに合流しており、コンディションを上げるのに苦労しているのが、出場機会が限定的な最大の理由である。
ただ、万全な状態になったとしてもスタメンに定着するのは至難の業だろう。
バーミンガムは前線の選手層が厚く、現状は[4-2-3-1]のトップ下にはU-21イングランド代表FWジェイ・スタンスフィールドやスコットランド代表FWリンドン・ダイクスら本職ストライカーの選手をセカンドトップのような形で起用している。
藤本が本職とする2列目には多くの選択肢があり、出場機会を増やすためにはクリス・デイヴィス監督へのアピールが必須だろう。