近年、日本人選手を注視しているのが、イングランド2部相当に該当するEFLチャンピオンシップのクラブたちだ。労働ビザ取得が緩和されたことを受けて、獲得のハードルが下がり、現在は10人の日本人選手がプレーしている。今回は、チャンピオンシップでプレーする日本人選手の最新年俸をランキング形式で順位ごとに紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは10月16日時点。[4/5ページ]
2位:斉藤光毅(さいとう・こうき)

【写真:Getty Images】
生年月日:2001年8月10日(24歳)
推定年俸:120万ユーロ(約2億円)
所属クラブ:クイーンズ・パーク・レンジャーズ
25/26リーグ戦成績:6試合1得点0アシスト
2位には、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)に所属する斉藤光毅がランクインした。推定年俸は120万ユーロ(約2億円)とされている。
飛び級で日本の年代別代表に選出されていた斉藤光毅は、2021年冬にシティ・グループのロンメルSK(ベルギー)へと完全移籍。19歳の若さで海外移籍を決断した。
2022/23シーズンから2シーズンにわたるスパルタ・ロッテルダム(オランダ)へのローン移籍を経て、2024年夏の移籍市場でQPRに1年間のローン移籍で加入した。
1年目から左WGのレギュラーに定着すると、リーグ戦39試合に出場。3得点2アシストと、多くのゴールに絡んだわけではないが、緩急を駆使した細かいタッチのドリブルと相手を引きつけてからのラストパスで多くの決定機を演出した。
守備でもチーム3位の72回のタックル成功数を記録するなど、献身性も高く評価されている。
一度は2024/25シーズン終了後にローン契約満了でQPRを退団したが、移籍市場最終盤の8月25日に完全移籍で復帰。
復帰戦となった第4節チャールトン・アスレティック戦では、ハーフウェイライン手前からドリブルで持ち運び、最後は左足でネットを揺らすスーパーゴールでホームサポーターを沸かせた。
斎藤が復帰して以降のQPRは負けなしと好調を維持している。
10月の代表ウィークでは三笘薫が怪我で招集外となった影響もあり、日本代表に初招集。パラグアイ代表戦でA代表デビューを飾った。