現在のサッカー日本代表は「史上最強」との呼び声が高い。それほど、各ポジションに選手が充実している。その証拠に、10月シリーズでメンバー外となった選手も実力は十分だ。そこで今回は、10月シリーズで森保一監督から声がかからなかった選手限定の市場価値ランキングを紹介する。※成績、市場価値は17日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。[4/5ページ]
2位:冨安健洋(とみやす・たけひろ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1998年11月5日(26歳)
所属クラブ:無所属
25/26リーグ戦成績:ー
日本代表通算成績:42試合1得点2アシスト
市場価値:1800万ユーロ(約31億円)
2位にランクインしたのは、現在無所属中の冨安健洋だ。
2021年夏にボローニャからアーセナルに加入した冨安は、4シーズンに渡り世界最高峰のリーグでしのぎを削った。
その冨安は、英紙『ザ・スタンダード』による2023/2024シーズンの総括で「5.0」から「9.0」の評価点に対し、「7.0」の点数を受けている。(本サイト抜粋)
しかし、昨季は公式戦1試合のみと怪我に苦しんだ。そして多くの負傷による問題からか、今季限りで同クラブを退団することとなった。
大きな負傷が多い冨安だが、戦術理解度の高さや左右の両SBをこなせる能力が評価され、欧州複数クラブが獲得に関心を示している。
そんな冨安の市場価値は、所属クラブがない中で推定1800万ユーロ(約31億円)とされており、無所属選手で最も高い金額となっている。
また、日本人選手内で6番目と上位に位置し、日本国内でも高い評価を受けていることがわかる。
長い間、日本代表のユニフォームを纏った冨安の姿を目にしていないが、出場した際のインパクトは、鮮明に残っている。
特に、2023年9月に行われたドイツ代表との国際親善試合では、圧巻のパフォーマンスを見せ、わずか1失点のみで抑えてみせた。
復帰の目処がいまだ立っていない冨安だが、これまでの経験や能力、戦術理解度のどれをとっても日本トップクラスのDFであることは間違いない。
日本代表がさらなる上のステージに行くためには、彼の存在は欠かすことが出来ない。