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まだこんなに!? サッカー日本代表、メンバー外選手の最新市場価値ランキング6~10位。上位に入ったのは?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

 現在のサッカー日本代表は「史上最強」との呼び声が高い。それほど、各ポジションに選手が充実している。その証拠に、10月シリーズでメンバー外となった選手も実力は十分だ。そこで今回は、10月シリーズで森保一監督から声がかからなかった選手限定の市場価値ランキングを紹介する。※成績、市場価値は17日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。[1/5ページ]

10位:菅原由勢(すがわら・ゆきなり)

菅原由勢
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年6月28日(25歳)
所属クラブ:ブレーメン(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:5試合0得点1アシスト
日本代表通算成績:16試合2得点1アシスト
市場価値:600万ユーロ(約10億円)

 ランキング10位にランクインしたのは、今夏ブレーメンに移籍した菅原由勢だ。

 昨夏、AZからサウサンプトン(当時プレミアリーグ)へ移籍した菅原は、世界最高峰のウインガーを相手に奮闘していた。

 しかし、クラブは2部に降格。それに伴って、今夏ブレーメンに活躍の場を移した。

 新天地ドイツに渡った菅原は、すぐさま主力に定着。リーグ戦第2節から安定したパフォーマンスを見せ、全試合スタメン出場を果たしている。

 また、第3節のボルシア・メンヒェングラートバッハ戦では先制点をアシスト。勝利に大きく貢献した。

 その菅原は攻守において豊富な運動量を誇り、正確なクロス精度を武器に長年欧州で熾烈な争いをしてきた。

 それが評価されて、2022年のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会後から、日本代表右SBの主力として多くの強豪と戦ってきた。

 しかし、日本代表のシステムが3-4-2-1に変更されると、一気に出番が低下。森保体制15試合出場のうち、3バック変更後は4試合のみと完全にポジションを失ってしまった。

 これまで出場がなくとも招集され続けていた菅原だが、今回の10月シリーズではついに招集外となってしまった。

 そんな菅原の市場価値は、AZでの活躍と日本代表での飛躍が相まって2023年12月時点で推定1500万ユーロ(約26億円)に達していた。

 ただ、現在は日本代表での序列低下、プレミアリーグからブンデスリーガへの移籍もあってか市場価値も推定600万ユーロ(約10億円)まで減少している。

 菅原個人のパフォーマンスが低下しているわけではなく、戦術上の影響で招集漏れしてしまうのは、同選手としてはなんとも心苦しい状況だ。

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