現在のサッカー日本代表は「史上最強」との呼び声が高い。それほど、各ポジションに選手が充実している。その証拠に、10月シリーズでメンバー外となった選手も実力は十分だ。そこで今回は、10月シリーズで森保一監督から声がかからなかった選手限定の市場価値ランキングを紹介する。※成績、市場価値は17日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。[2/5ページ]
9位:町田浩樹(まとだ・こうき)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年8月25日(28歳)
所属クラブ:ホッフェンハイム(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:1試合0得点0アシスト
日本代表通算成績:17試合0得点1アシスト
市場価値:700万ユーロ(約12億円)
9位にランクインしたのは、14日に市場価値に変動があった町田浩樹だ。
昨季、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズで守備の要としてチームを支え、優勝プレーオフでは初戦にゴールをマーク。その後も第3節を除いてフル出場し、優勝に大きく貢献した。
また、FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選でも存在感を存分に発揮。冨安健洋や伊藤洋輝らの不在による穴を埋める以上のパフォーマンスを見せてくれた。
それもあって、町田の市場価値は2024年12月時点から2025年6月時点で上昇。最高金額である推定1100万ユーロ(約19億円)に達していた。
そして、サッカー日本代表での台頭や90年ぶりのリーグ制覇達成などクラブで中心戦力と評価されていたこともあって、今夏ホッフェンハイムへ移籍する。
町田にとっては、欧州5大リーグ初挑戦となった。
しかし、ドイツ初挑戦は厳しい船出となっている。
リーグ開幕戦のレバークーゼン戦で前半終了間際に負傷交代。左膝前十字じん帯断裂と重傷を負ってしまった。
その影響もあってか、上記で記載した通り14日に市場価値が変動。推定700万ユーロ(約12億円)まで減少していた。
現在、日本代表のDF陣は負傷者が続出している状況にある。その中で先日のブラジル代表戦では新たな人材が頭角を現し始めた。
ただ、町田の日本代表に対する貢献度も十分高かったのも事実。それゆえに、少しでも早く怪我から復帰し日本代表に返り咲いてほしいところだ。