アジア人サッカー選手が世界のトップクラブで活躍する時代が到来した。その中でも日本と韓国の選手は特に注目されている。では、ヨーロッパでプレーするこれらの選手たちの中で、最も高額な年俸を手にしているのは誰なのか。今回は、欧州5大リーグで活躍する日本人と韓国人選手の最新推定年俸ランキングを紹介する。※年俸は『Capology』を参照。出場記録などのデータは10月19日時点。[4/5ページ]
2位:鎌田大地(日本代表)
生年月日:1996年8月5日
推定年俸:633.2万ユーロ(約10億7657万円)
所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)
25/26リーグ戦成績:6試合0ゴール1アシスト
サッカー日本代表の鎌田大地は、イングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスで633.2万ユーロ(約10億7657万円)の年俸を受け取っている。
これは、日本人選手として最高額だ。
2024年夏、ラツィオを退団してフリーになった鎌田は、クリスタル・パレスと契約。移籍金不要という背景もあり、クラブからは好条件を提示され、チーム内最高額となるサラリーで迎え入れられた。
プレミア1年目は序盤こそ出場機会を得ていたが、得点に絡めない試合が続き、徐々にベンチスタートが増加。適応に苦しんだ。
しかし2025年に入ると、ボランチ寄りの位置で起用されるようになり、持ち味であるテクニックと戦術理解を発揮。シーズン終盤には再びレギュラーの座をつかんだ。
迎えたプレミア2年目は、開幕2試合を負傷で欠場したものの、第3節アストン・ヴィラ戦でプレミア初アシストを記録する。
以降は先発出場を続けており、第6節リヴァプール戦では試合最多のパス成功数を記録し、2−1の勝利に貢献。クラブ公式のマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれた。
勢いを増す鎌田は、10月14日に行われたブラジル代表との国際親善試合でもボランチとして先発。強烈なプレッシャーの中でもボールを失わず、攻守のつなぎ役として存在感を示し、歴史的な勝利に大きく貢献した。
かつては「高年俸に見合う活躍ができていない」との声もあったが、いまでは評価が一変。日本人最高年俸プレーヤーにふさわしいプレーを披露している。
