アジア人サッカー選手が世界のトップクラブで活躍する時代が到来した。その中でも日本と韓国の選手は特に注目されている。では、ヨーロッパでプレーするこれらの選手たちの中で、最も高額な年俸を手にしているのは誰なのか。今回は、欧州5大リーグで活躍する日本人と韓国人選手の最新推定年俸ランキングを紹介する。※年俸は『Capology』を参照。出場記録などのデータは10月19日時点。[3/5ページ]
8位:南野拓実(日本代表)
生年月日:1995年1月16日
推定年俸:391万ユーロ(約6億6470万円)
所属クラブ:ASモナコ(フランス)
25/26リーグ戦成績:8試合2ゴール2アシスト
サッカー日本代表の南野拓実は、フランス・リーグアンのASモナコで推定391万ユーロ(約6億6470万円)の年俸を受け取っており、日韓選手の中で8位の高額サラリーとなっている。
2015年1月にセレッソ大阪からオーストリアのRBザルツブルクに渡った南野は、2020年1月にイングランドのリヴァプールへステップアップ。2022年夏には移籍金1500万ユーロ(約25億5000万円)でモナコに加入した。
加入1年目はリーグ戦で1得点4アシストと期待を下回る結果だったが、2年目はザルツブルク時代の恩師アドルフ・ヒュッター監督の就任を追い風に、9ゴール6アシストの大活躍を見せた。
2024/25シーズンもリーグ戦で6ゴール、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では3ゴールを記録し、攻撃の軸としてチームをけん引した。
今シーズンも良好なコンディションを維持しており、ここまでリーグ戦8試合で2ゴール2アシスト。近年はゴールだけでなく、精神的支柱としての役割も大きく、昨シーズン最終節ではキャプテンマークを巻いてプレーした。
そのリーダーシップは代表チームでも発揮されている。
10月のブラジル代表戦では遠藤航の不在を受けてキャプテンを務め、ハーフタイムには「まだ死んでない。1点取ったら絶対変わるから、勝とう」と仲間を鼓舞。後半には自ら得点を挙げ、逆転勝利の立役者となった。
クラブでも代表でも、その存在価値はますます高まっており、南野は今まさにキャリアの成熟期にあると言える。
