来年に行われるFIFAワールドカップ北中米大会に向けて、各国の代表チームが予選や親善試合で強化を続けている。ブラジル代表を撃破したサッカー日本代表のように、順調な仕上がりをみせるチームがある一方で、大きな不安を抱えるチームもある。今回は、直近の代表ウィークで苦戦を余儀なくされた5チームをピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照 [3/5ページ]
チェコ代表

【写真:Getty Images】
監督:イワン・ハシェック(解任)
FIFAランキング:39位
10月成績(ワールドカップ・欧州予選):1分1敗
ワールドカップ予選順位:2位(5カ国中)
FIFAランキング39位のチェコ代表は10月のFIFAワールドカップ北中米大会の欧州予選で、思わぬ相手に金星を献上してしまった。
その相手とはFIFAランキング136位のフェロー諸島代表だ。
試合を通して枠内シュートを1本しか打つことができず、逆に少ない決定機を確実に決められて1-2の敗戦を喫した。
クロアチア代表と同組のチェコ代表は、それ以外のチームがフェロー諸島代表とモンテネグロ代表(FIFAランキング80位)、ジブラルタル代表(200位)とかなりの格下であることから2位以上は安泰かと思われていた。
しかし、10月の試合で3位フェロー諸島代表に敗れたことで、両国の勝ち点差は「1」に。
エースのパトリック・シック(レバークーゼン)が怪我で欠場した影響もあったが、圧倒的な格下相手の敗戦はどんな理由があろうと言い訳はできない。
最終節がグループ最下位のジブラルタル代表であることから自力での2位フィニッシュの可能性が極めて高いが、人口5万人弱の代表チームに屈辱的な敗戦を喫してしまった。
この結果を受けてチェコサッカー協会はイワン・ハシェック監督の解任を発表した。なお、後任は決まっていない。