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サッカー日本代表の方が強い!? いま絶不調な代表チーム5選。なかなか勝てていないのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 来年に行われるFIFAワールドカップ北中米大会に向けて、各国の代表チームが予選や親善試合で強化を続けている。ブラジル代表を撃破したサッカー日本代表のように、順調な仕上がりをみせるチームがある一方で、大きな不安を抱えるチームもある。今回は、直近の代表ウィークで苦戦を余儀なくされた5チームをピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照 [5/5ページ]

エクアドル代表

エクアドル代表MFモイセス・カイセド
【写真:Getty Images】

監督:セバスティアン・ベカセッセ
FIFAランキング:24位
10月成績(親善試合):2分
ワールドカップ予選順位:2位(本大会出場権獲得)

 エクアドル代表はブラジル代表の低迷の影響もあり、FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の南米予選を2位で通過した。

 この躍進を支えたのが自慢の堅守だ。南米予選の18試合での失点はわずか「5」。一度も複数失点を喫しないまま予選を戦い抜いた。

 この守備を支えるのが、同国1部リーグの急先鋒クラブであるインデペンディエンテ・デル・バジェの下部組織出身の選手たちだ。

 現アストン・ヴィラのロベルト・オラベをスポーツ・ディレクターに招くなど育成年代から強化を図り、モイセス・カイセド(チェルシー)やウィリアム・パチョ(パリ・サンジェルマン)、ピエロ・インカピエ(アーセナル)、ジョエル・オルドニェス(クラブ・ブルージュ)ら守備が持ち味の世界的なタレントが育った。

 1つのクラブの強化が代表チームの強化に繋がった稀有なケースと言えるだろう。

 一方で攻撃的なタレントは不足している。南米予選でも14ゴールしか奪うことができず、そのうち43%が35歳のエネル・バレンシア(パチューカ)が決めた得点だった。

 堅守のおかげで2025年は無敗だが、勝利を挙げたのも8試合のうち2回のみ。10月の2試合を含めて6試合で引き分けであり、90分の中で勝ち切る力は大きな伸びしろを残している。

 試合に負けない力はトーナメントで強さを発揮するが、勝ち点が重要になるグループリーグでは課題になり得る。来年のW杯に向けては得点力向上が欠かせないだろう。

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【了】
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