FIFAU-20ワールドカップチリ2025・ラウンド16、U-20モロッコ代表対U-20韓国代表の試合が現地時間9日に行われ、韓国が1-2で敗れた。韓国メディア『スポーツ朝鮮』は13日に、韓国がU-20W杯で結果を残すことができなかった原因について指摘している。
韓国の問題
【写真:Getty Images】
スイスのサッカー専門調査機関『CIES Football Observatory(CIES)』は9日に、21歳以下の選手の出場時間の割合が最も低い世界のリーグトップ10を発表した。
これによると、韓国のKリーグ1は21歳以下の選手の出場時間の割合が「6.4%」であり、世界のトップリーグで6番目に少ない数字だ。
この発表を受けて、同メディアは、「U-20W杯の失敗で見た韓国サッカーの問題点。KリーグでのU-21世代の出場率はわずか6.4%だ。有望株がトップリーグでプレーできていない」と前置きし、次のように述べている。
「このデータに注目しなければいけないのは、21歳以下の選手たちの経験がU-20W杯のような年齢別の大会での成績。そして、彼らの成長に大きく影響しているからだ。
イ・チャンウォン監督率いるチームは、グループリーグで1勝1分1敗とあまり良くない成績だった。なんとか3位でベスト16に進出したが、強豪U-20モロッコ代表に敗れている。
大会を通して単純な攻撃パターン、不安定なビルドアップ、何より一対一で圧倒される場面が目立った」
また、「世界的なチームや選手たちと戦うためには、常にトップレベルでプレーする必要がある。しかし、この条件に該当するのはDFシン・ミンハ(今季のKリーグ1で25試合2261分プレー)だけだ」と、データが示しているように、U-20韓国代表には経験が足りなかったと指摘した。
そして、「Kリーグ1の平均年齢は、世界で8番目に高い28.4歳だ。ユースシステムの改善、クラブの積極的な有望株の起用などを通して、第2、第3のヤン・ミンヒョク(トッテナムからポーツマスへレンタル移籍中)を輩出できる環境を作る必要がある。U-20W杯での失敗から何も学ばなければ、100年が過ぎたとしてもブラジルとの差は埋まらない」と、韓国サッカーの未来を憂いている。