サッカー日本代表は14日、東京スタジアム（味の素スタジアム）で行われた国際親善試合でブラジル代表と対戦し、3-2で歴史的な逆転勝利を収めた。韓国メディア『インターフットボール』は16日に、“サッカー王国”ブラジルを撃破した日本と韓国代表を比較している。

日本との格差を認めるべき？

【写真：Getty Images】

　日本が歴史的な白星を飾った一方で、韓国はブラジルに0-5と大敗を喫した。

　その後、16日に行われたパラグアイ代表との一戦は、2-0で勝利。ブラジル戦での敗北から、チームを立て直すことに成功している。

　同メディアは、「日本との格差を認めざるを得ない」と前置きし、日韓の現状を次のように比較している。

「ブラジル戦の結果だけで比較するのは無理があるかもしれない。しかし、差を認めざるを得ない時だ。これまでの韓国は、ソン・フンミンらスーパースターのおかげで国際的なスポットライトを浴びてきた。

　日韓戦での惨敗や、Jリーグが発展する姿を見ても、欧州で活躍する韓国人スーパースターを見て慰めにしてきた。今こそ視点を変えるべきだ。日本は恐ろしいほど成長した」

　また、韓国国内ではKリーグで活躍した選手がJリーグに移籍すると「ステップダウン移籍」と評価される風潮についても苦言を呈しており、「サッカー界ではむしろ“ステップアップ”だ」と言及している。

　実際に、データサイト『Opta』が6月に発表した全世界のサッカーリーグのパワーランキングでは、Jリーグは世界14位にランクインした一方で、韓国のKリーグはランク圏外だった。

　同メディアは、「韓国代表の選手はJリーグへ移籍するが、日本代表クラスの選手はKリーグへ来ない」と指摘しつつ、「耳障りな話かもしれない。だが聞き入れるべきだ。“日本を持ち上げている”と安易に考えてはいけない。今こそ差を認め、どうすれば追いつけるかを真剣に考える必要がある」と、韓国サッカー界が変わるべき時だと強調している。

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