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フォーカス 2か月前

少し残念? サッカー日本代表、歴代“塩試合”5選。ブラジル代表戦とは大違い。なぜ膠着状態に?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表にとって、10月シリーズは実りの多い2連戦となった。パラグアイ代表戦は試合終了間際の同点弾で劇的ドロー。ブラジル代表戦では“王国”相手に史上初の白星を挙げた。2試合とも熾烈な内容となったが、森保ジャパンのこれまでを振り返ると、盛り上がりに欠けたまま終戦となった試合も存在する。王国撃破の余韻が残るなか、あえて今回は森保ジャパンの歴代“塩試合”5選を紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照。[1/5ページ]

日本代表 0-1 コスタリカ代表

コスタリカ戦スタメン
コスタリカ代表戦、スタメン&フォーメーション

開催日:2022年11月27日(日本時間19:00キックオフ)
概要:FIFAワールドカップカタール2022 グループE 第2節

「成功の後に落とし穴あり」という言葉がピタリと当てはまるような試合が、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022におけるコスタリカ代表戦だった。

 初戦でドイツ代表から歴史的な大金星を挙げて“ドーハの歓喜”を体現した森保ジャパンは、勝利が義務付けられた第2節でまさかの黒星を喫する。

 結果もさることながら、内容は“塩試合”という形容が相応しい残念なものとなってしまった。

 この試合、森保一監督は相馬勇紀や山根視来といったドイツ代表戦で出番のなかった選手を積極起用。総力戦でグループステージ突破を狙った。

 しかし、チームはコスタリカ守備陣を崩すようなアイデアを欠き、スコアレスのまま前半を終える。

 初戦ではハーフタイムにおける森保監督の修正力が光ったが、コスタリカ代表戦では後半に入っても劇的な変化は起きなかった。

 時計の針が進むも、なかなかゴールが生まれないもどかしい展開に。

 それどころか、不用意なミスから一瞬の隙を与えてしまい81分に先制点を献上すると、名ゴールキーパーであるケイロル・ナバスの牙城を最後まで破れないまま0-1でタイムアップとなった。

 試合後には、一部選手のSNSに誹謗中傷コメントが殺到するなど、応援のモラルが問われる事態も発生している。

 この試合の日本代表は16本のシュートを放ちながら、枠内シュートはわずか3本。ドイツ代表撃破の熱狂が一気に萎みかねない敗戦だった。

 だが、森保ジャパンは続く第3節でスペイン代表に2-1で勝利。結果的にコスタリカ代表戦の黒星は、2回目の“ドーハの歓喜”達成の前振りとなった。

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