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蔚山HDのFWイ・チョンヨン、ゴール後のセレブレーションが韓国で物議。現地メディアは解任されたシン・テヨン監督を揶揄と指摘も

text by 編集部 photo by Getty Images

 韓国・Kリーグ1の第33節、蔚山HD FC対光州FCの試合が18日に行われ、蔚山が2-0で勝利した。韓国メディア『SPOTV NEWS』は21日に、この試合で得点を記録した蔚山に所属するFWイ・チョンヨンのゴールセレブレーションが、9日に解任されたばかりのシン・テヨン監督を揶揄したものではないかと注目している。

韓国で物議を醸しているゴールセレブレーション

蔚山HD

【写真:Getty Images】

 昨季は、キム・パンゴン監督のもとでKリーグ1を制覇した蔚山。しかし、今季はなかなか勝ちきれない試合が続き、クラブは8月に指揮官の解任を決断した。

 その後、蔚山は前インドネシア代表監督のシン・テヨン氏を新しい監督として迎えている。シーズン途中の指揮官交代で立て直しを図ったチームだったが、シン・テヨン監督のもとでも苦しい状況が続いた。

 結局、蔚山は9日にシン・テヨン監督の解任を発表している。

 同メディアは、「イ・チョンヨンが光州戦でゴールを決めた後、ゴルフのスイングをするセレブレーションを行った。勝利を飾った後、選手たちは涙を浮かべた。長い不振の末の勝利によるものなのかはわからないが、選手たちはシン・テヨン監督解任後初となる勝利で固く結束したようだ」と、イ・チョンヨンのパフォーマンスについて伝えた。

 シン・テヨン監督については、クラブの遠征の際にゴルフバックを持ち運び、ゴルフをしていたのではないかという疑惑が現地で報じられており、同監督はこれを否定していた。

 記事では、「ゴルフショットのゴールセレブレーションで波紋を呼んでいる。蔚山のベテラン選手に対しても否定的な反応があった。公然と(元指揮官を)批判するような行動が正しいのかどうかという点だ」と、イ・チョンヨンのシン・テヨン元監督を揶揄するような行為が、現地のサポーターの間でも物議を醸していると指摘している。

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