関西の名門・ガンバ大阪では、これまで数多くの選手がプレーしてきた。その中で、最も市場価値が高かった“スター”は誰なのか。今回は、ガンバ大阪在籍時の市場価値が高かった選手を紹介する。(金額やデータは「transfermarkt」参照)
昌司源(しょうじ・げん)

【写真:Getty Images】
生年月日:1992年12月11日
クラブ在籍時の最高市場価値:300万ユーロ(約5億1000万円)
市場価値記録日:2020年2月3日
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現在FC町田ゼルビアでプレーする昌子源は、2020年のガンバ大阪加入時、300万ユーロ(約5億1000万円)の市場価値を叩き出していた。
これは同クラブの歴史で4番目に高い数字だ。
2011年から鹿島アントラーズの一員となった昌子は、2014シーズンに一気にレギュラーの座を勝ち取り、その年のリーグ戦全試合にフル出場を果たした。
翌年には日本代表のピッチにも立ち、着実に日本人屈指のCBへと成長していった昌子は、毎年名門の守備の要として君臨してきた。
2018年にはFIFAワールドカップ・ロシア大会に3試合出場し、その能力を海外に示した。
そこでの高評価もあり、昌司は2018シーズン終了後にトゥールーズへの移籍を実現させている。移籍時の市場価値は380万ユーロ(約6億4600万円)。これが自身最高額である。
しかし、このトゥールーズ移籍は失敗に終わることとなった。
18/19シーズンこそチーム合流後全試合にフル出場し、監督の信頼を得ていたが、翌シーズンはハムストリングや足首の負傷で1試合しか出ることができず、シーズン終了を待たずにJリーグへ復帰している。
ここで昌子へ声をかけたのがG大阪だ。
昌子にとって同クラブは、ジュニアユース時代に在籍していた縁のあるクラブであり、それも加入のひとつの理由となっていたのかもしれない。
昌子は2020年からの3シーズンでリーグ戦71試合に出場。加入1年目の2020年こそチームは高順位を維持したものの、2年目、3年目と年を経るごとに順位は下降し、同時に昌子のパフォーマンスも安定感を欠く場面が増えてきた。
すると、2022シーズン終了後、同選手は古巣・鹿島への復帰を決断する。
海外移籍前のような力を見せられないまま、吹田を後にすることとなった。
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